ストレスと過敏性腸症候群

ストレスと過敏性腸症候群

腸はストレスに弱い

≪過敏性腸症候群≫
腸は「第二の脳」と言われるように、感情と密接な関係にあります。

 

大事な発表会や会議などの前に、緊張してお腹の調子が悪くなったり、トイレに行けない状況の時に限って行きたくなったり、といった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。これらは強い心配事や不安やストレス等によって、腸の動きが敏感になることで起こります。近年増えている『過敏性腸症候群』の症状の一つでもあります。

 

過敏性腸症候群の場合、食事の刺激によっても腸管が反応しやすくなる場合もあります。
*食事の刺激とは、冷たい飲み物や人工甘味料の入ったものを飲んだり、早食いをしたり、よく噛まずに食べたり、脂肪分の多いものを食べたりすることです。

 

3ヶ月の間に腹痛やお腹の不快感が月に3日以上あることが毎月続いたら、過敏性腸症候群の疑いがあります。
特徴としては、
・便通の異常や腹痛があるが、他の病気はない
・排便によって、腹痛やお腹の不快感が消える
・腹痛に伴って、便秘や下痢が起こる
・食事で下痢や腹痛が起こりやすい
・近くにトイレがないと不安になることがある
・不安、心配事、ストレスによって症状が出やすい
などがあります。

 

過敏性腸症候群には3つのタイプがあります。
@ 朝食中や朝食後に急な下痢が起こる「下痢型」
A 便秘していて、食事をすると腹痛が起こる「便秘型」
B @とAの症状が交互に起こる「交代型」・・・これは、下痢と便秘の期間も程度も人によって違います。

 

これらの症状がなくても、突然そういう状態に見舞われるのではないか、と強い不安を感じる人もいます。

 

≪対応≫
食べ過ぎに注意して、ゆっくり食事を摂りましょう。
高脂肪・高カロリー食の物は控えて、食物繊維を多く摂るようにしましょう。
ストレスはためずに上手に発散しましょう。
休養や睡眠を十分に取りましょう。
気分転換を図りましょう。


ホーム RSS購読 サイトマップ