「第二の脳」と言われる腸
腸には、思考能力がないと思われるかもしれませんが、「第二の脳」と呼ばれるほどに賢いのです。
まず、腸内に入ってきた物質(食べ物など)を、良いものか悪い物か判断します。それをちゃんと記憶もします。
悪い物が入ってきたら、下痢にして排出したりもしますよね。
下痢をしたからといって、むやみに薬で止めてしまう前に、なぜそうなったか、原因をつきとめてみましょう。
腸が吸収した栄養は、血液の質や体質を決定するようになります。
人の生命維持に関わる、とても重要なお仕事をしているということです。
腸には多くの血管や神経も集まっていますから、全身への影響も大きいです。
さらに、脳内の、セロトニンという神経伝達物質を95%生産、また、ホルモンも生産しているのです。
このホルモンはペプチド性ホルモンで、脳内ペプチドのことです。
緊張やプレッシャーのあまりに腹痛を起こしたり、下痢に見舞われたりする人がいますが、腸と脳が密につながっているゆえんですね。
腸は「第二の脳」記事一覧
ストレスと過敏性腸症候群
≪過敏性腸症候群≫腸は「第二の脳」と言われるように、感情と密接な関係にあります。大事な発表会や会議などの前に、緊張してお腹の調子が悪くなったり、トイレに行けない状況の時に限って行きたくなったり、といった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。これらは強い心配事や不安やストレス等によって、腸の動きが...